
天の声と一緒に中田の棚田の再生活動を見守ることになったイモ太。
長くて急な坂道を歩きながら棚田に向かっています。
その道中、イモ太はふと疑問が浮かんだようです。
「あれ?棚田ってなんだろう?」

ふぅ、ふぅ…。急で長い坂道だね。



ふぉっふぉっふぉっ(笑)。そりゃ、棚田じゃからな。



ふと今思ったんだけど、棚田ってなんだろう?
ふつうの田んぼと棚田でなにかちがうのかなぁ…。
だんだんになっていることくらいしか、ちがわないのかな?



ふぉっふぉっふぉっ(笑)。
だんだんになっていること以外にもたくさんあるぞ!!



えっ!!ほかにもたくさんあるの!?



せっかくじゃから教えてやろう。



ふつうの田んぼとちがって、棚田は山の斜面にあることが多いぞ。
山の斜面に平らな田んぼをつくろうとすると、どうしてもだんだんになってしまうんじゃ。







だんだんになっている棚田をよく見てみると…。ほれ、人間が使う「棚」に見えんか?



う~ん、そういわれてみれば、そうかも…。



じゃから、”棚”田なんじゃ!!
ちなみに、この「棚田」ということばは、和歌山県でできたらしいぞ!!



え!!和歌山でできた言葉なの!!知らなかった…。



日本は山が多いからのぉ。
日本全国、棚田はいろんなところにあるんじゃ。



それだけじゃないぞ!!使っている水も違うんじゃ!!



水?特に違いはないように見えるけど…。



棚田は山に近いから、山のわき水を使っていることが多いんじゃ。
山から湧き出た水は、ミネラルたっぷりで、冷たくて、
それはそれは…。



天の声さん、そんなキャラだっけ?



おぉ!!いかんいかん。
…というわけで、きれいで美味しい水を使っているんじゃ。



それっていいことあるの?



もちろん!!
きれいで美味しい水を使うと、お米も美味しくなるんじゃ。
天の声といっしょに棚田へ向かうイモ太。
棚田のことを少しだけ知れたようです。さぁ、棚田までもうひと歩き!!
今回のポイント
・棚田は山のしゃめんにあって、田んぼがだんだんになっている場所のことを言うよ。
・山のしゃめんに田んぼをつくっているから、棚田は小さな田んぼがたくさんあることが多いよ。
・「棚田」という言葉は、和歌山県でできた言葉なんだ!!
・棚田はお米を育てるのに、山のわき水を使っていることが多いよ。
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