1-2 なんでこんなところに棚田?

棚田たなだのことについてすこまなんだイモは、てんこえといっしょに棚田たなだへとむかっています。
むかしのおうちはたいらな場所ばしょおなじようにおこめつくっていたことをおもします。
「なんでこんなところでおこめつくっているんだろう?」

イモ太

だけど、こんなところにんぼをつくらなくてもいいのにね。坂道さかみちしんどいじゃん。

天の声

ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃな、平地へいちほうらくじゃな。なんでこんなところにんぼをつくっているかわかるかな? 

イモ太

う~ん。おこめ関係かんけいしている? 

天の声

するどいのぉ。そうじゃ、おこめ関係かんけいしているんじゃ。むかしはなしじゃが、むかし、おこめはおかねわりに使つかわれていたんじゃ。 

イモ太

こめがおかねわりに!? 

天の声

むかしは、場所ばしょによって使つかっているおかねちがったり、ニセモノもあったりして、あんまり信用しんようできないものじゃったんじゃ。それより、べることのできるおこめほうがよっぽど信用しんようできたということじゃな。

イモ太

なるほど、たしかにべれるおこめでおものするほう安心あんしんだね。

天の声

じゃから、むかしひとは、おこめをたくさんつくろうと、色々いろいろ場所ばしょんぼをつく努力どりょくをしていたんじゃ。 

天の声

棚田たなだきゅうえたのは、人間にんげんどうしがたたかっていた戦国時代せんごくじだいからなんじゃ。

イモ太

戦国時代せんごくじだい

天の声

そうじゃ。むかし人間にんげん自分達じぶんたち領地りょうちたたかってひろげていた時代時代はなしじゃ。そのときに、やまうえなどにおおきなおしろつくられていったんじゃ。そのとき技術ぎじゅつ棚田たなだづくりにかされているんじゃ。

イモ太

しろ棚田たなだ関係かんけいがあるんだ…。 

水路
天の声

しろまわりにあるほりつく技術ぎじゅつんぼにみずれるための用水路ようすいろに、てき侵入しんにゅうふせ土塁どるいつく技術ぎじゅつんぼにみずめるためのあぜづくりに、おしろ石垣いしがき技術ぎじゅつんぼを段々だんだんにすることに使つかわれているんじゃ。

イモ太

すごい!!じゃあ、棚田たなだちいさなおしろみたいなものなんだね。 

天の声

むかしひとたちは、かぎられた自分達じぶんたち領土りょうどで、できるだけたくさんのおこめつくるために色々いろいろ技術ぎじゅつ使つかっていたんじゃな。 

棚田たなだけわしいやまなかにある理由りゆうまなべたイモ
もうすこしで中田なかた棚田たなだ到着とうちゃくだ!!

今回こんかいのポイント
・おかねわりに使つかわれていたおこめをたくさんつくるために、やまなか棚田たなだつくられたよ。
棚田たなだ戦国時代せんごくじだいからきゅうえはじめたみたいだね。
・おしろつく技術ぎじゅつが、棚田たなだづくりにもかされているよ。

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